掃除における日中間の違い

昨日、夕飯いらないと言われていたので先に食べたところ、9時頃旦那が帰宅して「おなか空いた」というので慌てて翌日の朝食に出す予定だったおかずを出して事無きを得ました。普段夕飯いらないと言われると一人なので良くてうどんとかチャーハンとか、ひどいとインスタント麺やお菓子や買ってきたもので済ませてしまうんだけど、昨日は朝も食べそびれ、昼も人と食べる予定がなかったのでパンで済ませてしまっていて。夕飯ぐらいはせめてちゃんとしたものを食べないとと思ってきちんと作っていたのでセーフ(;・∀・)今週はずっといらないって言われてるけど、またこういうことありそうだしちゃんと作って食べよう…

さて今回は先日友達と喋っていて気づいた日中間の違いについてちょっと書いてみようと思います。

掃除が雑な中国人アルバイト

友達の一人がある飲食店の手伝いをしているんですが、開店前に掃除をしていると、前日に掃除をした跡(水拭き)はあるのにゴミが取りきれていないということがよくあるので不思議に思っていたそうです。その後、ある日他の中国人アルバイトの女の子とシフトが重なった時に観察してみたら、中国人の子はいきなりモップを持ち出して水拭きを始めたそうで、あぁそれでゴミが残っていたのかと納得したとか。
お店なんかの床を掃除をするとき、普通はまず掃き掃除をしてから水拭きをしますよね。ある程度大きなゴミや埃を取り除いてからでないと、いきなり水拭きをしたらゴミを床になすりつけてるようなもんですから。でも中国人の子はダイレクトに水拭きしただけで掃除した気になっているようだ、ということでした。

学校での掃除経験があるかないか

そこで考えたのが、中国人は基本的な掃除の仕方を知らないのではないかと。なぜ知らないのかというと、学校で掃除をすることがないからでは?という推測に至りました。日本では学校の掃除は生徒の役目ですが、日本以外の外国で生徒に掃除をさせる国はたぶんなかったと思います。日本人は子供の頃から教室を掃除して、基本的な掃除の仕方が自然と身についているんじゃないでしょうか。

もちろんこの推測が正しいとは限らないですが、当たらずとも遠からずな気がします。
基本的に中国人の掃除は雑です…
我が家はアーイー(家政婦)を雇ってませんが、雇っている人の話を聞くと四角い部屋を丸く掃いたり、椅子の下なんかも椅子をいったん引いてテーブルの下を空けてから掃くなんてこともせず、そのまんま椅子とテーブルの脚の間だけとちょちょっと掃いたりなんて普通だそうで、きれいに掃除をしてもらうために自分でお膳立てをしなければいけないので結局手間がかかる、なんて話もよく聞きます。個人差はあるだろうけど、だいたいそんな感じらしいです。

中国の掃除機事情

それからちょっと話はずれますが、中国は掃除機の機能がいまいち。
この写真をご覧ください。

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これは我が家の掃除機です。
といっても中国の賃貸住宅は家具家電標準装備なので、自分で買ったわけではなくオーナーが買ったものですが。
最初見た時「なんて昭和な…」と思いましたw
フレキシブルホースは硬く、直線ホースも長さを変えたりなんてできない、当然手元にスイッチなんかあるわけもなく。極めつけはヘッドの角度が固定で動かない!!もうびっくりですよ。ちゃんとした角度でホースを保たないとヘッドが浮いちゃいますからね。さらにヘッドのブラシも回転とかするでもなく申し訳程度にちょっとついてるだけ。本当に最低限の機能しかない感じです。さらにさらに、吸引力を調整したいときは手元あたりに覆いのついた丸い穴が空いていて、その覆いを開いたり閉じたりして調整するという。なんというアナログ。
そして驚いたことにこれ、パナソニック製。日本であんなに使いやすい掃除機を作ってるのに、中国でこれ。しかも聞いていると、この掃除機を使ってる家は結構あるらしく、どうもこれぐらいがスタンダードのようです。つまり掃除機の需要自体があまりない。高機能で高額な掃除機を作っても売れないということでしょうか。

中国人家庭では掃除機を使わない?

中国人は家の掃除をするのに掃除機をあまり使わないようですが、それにはちょっとした理由があります。
それは一般的な中国の家屋の床がタイル張りであるということ。フローリングのマンションはだんだん増えてきていますが、今まで見た感じだと外国人が住むような高額なマンションにフローリング率が高い気がします。
一般的な中国人が住むアパートの床はタイル張りが多く、掃除機を必要とするような掃除の仕方ではないんですよね。モップで水拭きが一般的。その証拠にショッピングセンターの掃除用具コーナーはモップとモップ絞り器(っていうんですかね、業務用で見るようなモップを挟んでぎゅーって絞れるバケツ)が大充実してますw しかも販売促進のおばちゃんが必ずひっついてきてあれこれ薦めてくるw
そんなわけで、中国では掃除機の需要があまり高くないのです。日本の家でモップ絞って掃除するとか考えられないですね。せいぜいダスキンで乾拭きか、クイックルワイパーのウェットシートを使うぐらい。
国が変われば掃除の仕方も変わりますねぇ。


そんな家の事情も影響あるかどうかわかりませんが、中国人の掃除に対する意識は日本人からするとちょっとハテナ?となってしまいます。個人的には、学校の掃除経験が日本人の衛生意識につながっていると思うので、各国でも生徒に掃除をさせることを取り入れたらいいんじゃないかなと思いますね。そしたら中国人ももうちょっときれいに掃除しようとか、道端にポイ捨てしないようにしようとかっていう意識も芽生えるかもしれません。